日本のインクは海外と比べて高いって知ってた？ インクの消費を抑えるテクニック

目次

1. はじめに
2. 日本のインク代は海外と比べるとこんなに高い！
3. インクを節約する5つの方法
4. まとめ

はじめに

近年低価格で性能の良いプリンターが増えました。しかし、インクのほうは相変わらず高く、海外に比べて高額と言われる日本のインク事情を考えると、毎回の印刷での消費を抑える方法で経費を削減することが得策です。

日本のインクが海外に比べて格段に高いことが知られるようになるにつれ、さまざまな節約方法が紹介されているサイトを参考にして実践する人も増えてきました。

以前から知られる方法では純正インク以外の製品を使うといったものもありますが、プリンター本体への負担を考えて純正にこだわりたい人も少なくありません。純正インクを使いながら節約する方法を実践して、安心の経費削減を実現していきたいものです。

日本のインク代は海外と比べるとこんなに高い！

ここでは、日本のインク代と他国のインク代を比較してみました！ では、早速料金を見比べてみましょう。

■キヤノンのインクカートリッジ

価格.comでインク最安値を調べてみた結果、80mlで4,360円なので、54.5円/mlです。 幅はありますが、日本で今流通している純正のインクは大体50～100円/mlくらいになります。

■HPのインクカートリッジ

こちらも先ほどと同様に価格.comで最安値を調べてみた結果、 24mlで2,647円でした。つまり、110円/mlです。

■タイ・バンコクのＴＯＷＮで発売されている詰替えインク

タイ・バンコクにあるパンティップ・プラザ では、100mlで100バーツ（約300円）なので、約3円/mlです。なんとこちらはキヤノンの18分の1の価格ということになります。

■韓国のショッピングサイトで発売されている大容量インク

YiTe Tradeという会社が提供しているらしいのですが、 なんと大容量1,000mlで8＄（約800円）でした。なんと約 0.8円/mlです。

この結果を見て驚いた方も多いでしょう。それでは、なぜ日本のインクは海外に比べて高いのでしょうか？

それは、多くの企業がコピー機を導入するようになった頃、業者が本体を安価にして販売したりレンタルで利用してもらう際にもトナーなどランニングコストで利益に結び付けるようにした名残りとも言われています。

家庭用プリンターでは純正インクを使用しなければ本体が詰まりやすくなるなどの理由で高い純正品を利用する人が少なくないという理由もありますが、日本の場合、海外に比べて概ね20倍ほどの高額ぶりと言われ、アジアのある国での一般的な価格と比較すると日本は約70倍の高さとまで言われています。

品質の違いを考慮しても日本は印刷に際して相当な出費を強いられていることになり、効果的な節約方法を実践して経費削減に繋げていく必要があります。

インクを節約する方法は？

プリンター本体のために純正インクを使用しながら節約していきましょう。プリントしたい内容に適した方法を選択して実践することで経費削減に役立ちます。

まずはプリンターの印刷設定から節約モードを選択する方法がおすすめ。機種によって名称は違いますが、高速モードやエコノミーなどを選択することでインク量を抑えてプリントが可能になり、印刷スピードも上がるため効率化にも繋がります。

このほか、文字さえ読めればよいという場合にはモノクロでの印刷を選ぶことでカラーを減らさずに済みます。

さらに、複数のページを印刷する際には割り付け印刷を行うことで用紙も減らしません。 設定画面から割り付け方法を選ぶ手間がありますが枚数がある時はかなりお得ですよ！

このほかにも節約方法はたくさんあります。インク節約専用ソフトをインストールしておくという方法もあれば、 純正の詰め替え製品を利用する方法もあります。ぜひ試してみてくださいね。

まとめ

海外に比べて驚くほど高い日本のインク事情を嘆くばかりでは印刷コストを抑えられないため、やや煩瑣な方法もありますが、最適な節約方法を実践して効率化を図りましょう。印刷の質にこだわらなければ、プリント時の設定を常に節約モードや高速印刷を選んでおくだけでもインクの減りが違ってきます。忘れずに実践したい方法ですね。