2019.09.30 経費削減
コピー機と複合機の違いとは?
「コピーができる機器」のことをコピー機と呼んだり、複合機と呼んだりしますが、あなたが職場などで使っている機器はどちらなのか分かりますか? 昨今ではコピー機や複合機の定義づけが曖昧になってきているため、明確にどちらを使っていると答えられる方はあまり多くはないと思います。そこで、ここではコピー機と複合機が本来どのような機器を指すのか説明していきます。
コピー機と複合機の違い
コピー機とは
コピー機とは、もとになる用紙のデータを取り込み、印刷用紙に複写する機能だけを持った機器のことです。ただし、拡大や縮小・色の濃淡の調節・印刷方向の変更などの編集機能に関してはコピー機にも備わっています。つまり、プリントアウトやFAXなどの機能は持たず、コピーしかできない機械のことをコピー機と呼んでいます。現在ではいわゆる複写機能だけがついたコピー機を見ることは少なく、ほとんどの場合「コピー機」と言うと複合機を指します。
複合機とは
複合機とは、電話線やLANの差込口があり、FAXやプリンター、スキャナーとしての機能を併せ持つコピー機です。つまり複合機もコピー機の一種ということです。それぞれの機能を1台で併用できるため、省スペース化が図れます。電源も1ヶ所で済むといった利点もあり、現在は便利なオフィス機器として、複合機が主流となっています。
コピー機と複合機のメリット・デメリット
コピー機のメリット・デメリット
コピー機のメリットは、本体の価格が低いため導入コストを下げられることです。様々な機能を併せ持つ複合機に比べると、非常に低価格で導入できます。その一方、デメリットはFAXやスキャナーが必要になったら別で用意しなければならないこと。それぞれコピー機1台分のスペースを占めるのでオフィスのレイアウトが制限される可能性もあるでしょう。
複合機のメリット・デメリット
複合機には大きく2つのメリットがあります。1つは、1台で様々な役割を担うので省スペース化できること。これは先にお伝えした通り、FAXやプリンターなどの機能も併せ持っているのでスペースの節約になります。もう1つは業務効率を実現できることです。最近の複合機には多様で便利なオプション機能があります。例えば、フィニッシャーは自動的にホチキス留めする機能。それから、ICカードリーダーでセキュリティ強化や管理ができるといった新技術が搭載されています。デメリットとしては、複数の機能が1台の機械に集約されているため、故障すると全ての機能が使えなくなってしまうことが挙げられます。また、機能が充実している分、導入コストや運用コストはコピー機よりも増えてしまうというデメリットもあります。 コピー機と複合機の違いを説明してきました。
■コピー機:複写の機能だけを持つオフィス機器のこと
■複合機:コピー機能・プリンター機能・FAX機能・スキャナー機能の4役をこなせる機器のこと
企業によってはコピー機だけの需要もまだ残っていますが、複合機の機能はオフィスのニーズに対応して進化を続けており、現在では複合機が主流となっています。こうした違いについても知っておくと良いかもしれませんね。