2019.08.30 経費削減
プリンターの寿命はどれくらい?
プリンターの寿命は実際には使う頻度やメンテナンス方法などによって異なりますが、約3~5年だといわれています。プリンターの寿命を延ばす秘訣もあわせて見ていきましょう。
プリンターの寿命はどれくらい?
プリンターの寿命を決めているのは、プリンターの製品・想定設計にあります。一般的なプリンターの使用期間の想定は、5年に設計されています。印刷できる枚数の想定は、10,000~20,000枚です。よって、5年経つ前に、想定設計以上の枚数を印刷すると、寿命がくることもあるということです。また、プリンターはもともと仕事上で使用するOA機器の1つなので、企業の減価償却期間に合わせて5年程度にしているとも言われています。
プリンターの寿命を知るサインとは
印刷できる枚数が10,000枚程だとした場合でも、利用頻度やプリンター自体の価格によって寿命を迎えるタイミングは様々です。下記のような症状が出てきた場合には寿命のサインですので、注意していきましょう。
印刷のかすれ
印刷をした際に、文字がかすむ原因はヘッドにありますが、印刷がかすれる=プリンターの寿命ではありません。ヘッドのクリーニングをすることで改善することもあります。複数回ヘッドクリーニングをしても印刷のカスレが解消されない場合は、ヘッド自体の劣化=プリンターの寿命が考えられます。文字がかすんだ際には、一度ヘッドクリーニングを試して見ましょう。
プリンターから異音
印刷すると「ガタガタ」、「カチカチ」などプリンターの中から変な音が聞こえ出したら、注意が必要です。インクがしっかりとセットされていなかったり、カバーがしまっていなかったりする場合も異音がすることがあるので確認をした上で、改善がされなければプリンター自体の寿命だと判断しましょう。
紙がスムーズに出ない
紙がスムーズに出てこない場合も寿命のサインの1つです。紙が出てこない原因は、紙の詰め込みすぎ、印刷の途中で給紙をする、給紙位置が正しくない等、多くあります。しかし、すべて対応した上で紙が引っかかってしまう場合は、プリンター自体の寿命だと考えましょう。
プリンターの寿命を延ばす4つの方法
プリンターの不具合の多くは、規定以上のことをする、掃除が行き届いていないことがほとんどです。せっかく購入したプリンターなので出来るだけ長く利用するために、以下のことに気をつけていきましょう。
1. プリンターヘッドをクリーニングする
インクを吹き付けるプリンターのヘッド部分は、最も重要で、最も負担がかかる部品です。またインクが詰まりやすい部品でもあるので、寿命を延ばすには定期的にプリンターヘッドをクリーニングすることが大切です。
2. 廃インク吸収パッドを清掃・交換する
プリンターには余分なインクを吸収する吸収パッドがあります。この吸収パッドがいっぱいになると印刷が粗くなります。そのため、ヘッドと同様に吸収パッドも定期的に清掃・交換することが必要です。
3. 純正のインクを使用する
純正のインクは高価なため、安いインクを使う方がいます。しかし安いインクは詰まりやすくプリンターの負担も大きいので、寿命を延ばすにはメーカー純正のインクを使用することをおすすめします。
4. ノズルチェクパターンを印刷する
プリンターは使わないでいるとインクが詰まります。1日1回は何かを印刷するように心がけましょう。その際はノズルチェックパターンを印刷すると良いでしょう。ノズルチェックパターンとは正常にインクが出ていない色を特定・確認できる機能です。これならあまりインクも減りませんのでおすすめです。 これらのメンテナンスを行うことは、プリンターの性能を安定させ、寿命を延ばすことにつながります。プリンターの寿命を知らせるサインが出る前に以上の4つメンテナンスを試してみましょう。