2018.02.16 経費削減
情報漏えいはこんなに危険!複合機のデータを消去する方法
みなさん知ってましたか!?
複合機にはハードディスクやメモリーが搭載されており、データが保存されるようになっています。
そこに蓄えられたデータは自然と全て消えるものではないので対策の必要があります。そのまま放置しておくと、情報漏えいの原因となり、多くの損害を出してしまう事件に繋がりかねません!そこで、ここでは複合機における情報漏洩の危険性とリスクを防ぐための方法、そしてデータはどのようにすれば消去出来るのかについてご紹介いたします。
目次
こんなに危険!複合機による情報漏えいについて
つい後回しになりがちな紙文書のセキュリティ。
情報化社会の発展と共に、コンピュータウィルスや個人情報の漏えい、外部からの不正アクセスなど様々な脅威が我々の周りを取り囲んでいます。
多様化する脅威に対し、お客様にとってセキュリティ対策の取り組みが、最も重要な課題の1つとして取り上げられています。このようなセキュリティの脅威は、パソコンやサーバー、ネットワークに限られた話ではありません。複合機についてもIT機器の1つとして捕らえられています。万が一、情報漏えいが発覚し、取引先などに損害が出た場合の賠償額は、1件あたり1億円を超えるという試算も出ています。
参考: NPO日本ネットワークセキュリティ協会 「企業における最近の被害動向」
2015年2月2日、実際に東京大学など国内の複数の大学で、複合機で読み取った情報がインターネット上で誰でも閲覧できる状態になっていた問題を受け、複合機の情報セキュリティーに対する不安が広がっています。
情報漏えいのリスクを防ぐために
複合機には、コピー・プリンター・スキャナー・FAX機能が搭載されており、これらの機能を処理する際にメモリーやハードディスクを使用しています。
このメモリーやハードディスクにある情報を読み取ることで情報を引き出すことが出来ます。
この情報を保持する機能は便利である反面、情報を第三者や悪意を持つ人に読み取られる可能性を包含しています。
情報漏えいは社内など組織内に置いてある複合機で行われる可能性も考えられますが、複合機を破棄した後にも発生する可能性があります。
組織内に置いてある複合機のデータはそれに直接触れることができる人にだけ読み取られる可能性があるだけでなく、現在はインターネットを介して複合機を管理することも当然に行われていることから、そのネットから行われる可能性も増えています。
それでは、複合機からの情報漏えいを防ぐための対策はどのようなものがあるでしょうか。
■必要がない場合は、オフィス機器を外部ネットワーク(インターネット)に接続しない。
■外部ネットワークとオフィス機器を接続する場合には、原則ファイアウォール(※)を経由させ、許可する通信だけに限定する。※「通過させてはいけない通信」を阻止するシステム
■オフィス機器の管理者パスワードを変更する。
■アクセス制御機能を有効にし、データアクセス時にID・パスワードなどの認証を求める運用にする。
以上になります。
複合機のデータを消去するには
次に複合機のデータを消去する方法についてです。
現在のデジタル複合機には1つの作業をした後にデータを自動的に消す機能がついたものもありますので、そのような機能がついているものを選んで、稼働させるのが手っ取り早いでしょう。
また機種によってはそういった機能がついていない場合は定期的にチェックする担当をつけるのも対策の1つです。
各メーカー別!消去設定方法
プリンターや複合機などの破棄業者に出す場合は念のためにデータの初期化しておくことが大事です。初期化によって、それまでの情報が全てリセットされます。
それでも心配という方は、業者によっては破棄するにあたってハードディスクに残されたデータを上書きすることで消去するといったサービスを行っているところもあります。
破棄した後にはデータ消去作業完了証明書など各種証明書を発行するサービスも多くの破棄業者が実施しています。組織内で処分する場合はハードディスクなどを物理的に粉々にするなどする必要があります。
いかがでしたでしょうか。
ここまで複合機における情報漏えいの危険性や対策方法について見てきました。
複合機を導入する際には、セキュリティの部分にもしっかり着目し、対策を取られることをオススメします。
弊社では、スリホの他にもセキュリティシステム等のご案内も出来ますので、ご不明点やご相談などお気軽にご連絡くださいませ!
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