2019.09.30 経費削減

レーザープリンターの仕組みとは?

レーザープリンターの仕組みとは?レーザープリンターの特徴はなんと言っても印刷速度が速いことが挙げられます。そんなレーザープリンターの仕組みについてご紹介します。仕組みや特徴を理解することで適切なプリンターを選んでみてはいかがでしょうか。

レーザープリンターの仕組み

レーザープリンターの印刷は、パソコンから送られてくる印刷データを読み込み、そのデータ通りのかたちを描きながらレーザービームを感光体ドラムに照射します。続いて静電気を利用してトナー(粉状の着色剤)を感光体ドラムに付着させます。これを熱してトナーを溶かし、紙に押し付け印刷をおこないます。これがレーザープリンターの印刷原理になります。印刷する仕組みは次の5つのプロセスで行われます。

①帯電

感光ドラムの表面に静電気を帯びさせます。このことを帯電といい、電圧が上がります。感光ドラムの表面全体を均一に帯電させ、どこでも同じ強さの電圧になっている状態を作ります。

②露光

レーザーやLEDは読み込んだ印刷データ通りの軌道を描き、帯電した感光ドラムの表面に光線を当てていきます。レーザーやLEDの光線が当たった部分の電圧は下がり、静電気が取り払われます。

③現像

トナーを感光ドラムに近づけると静電気のない部分にだけトナーが付着します。すなわち、レーザーやLEDの光線が当たった部分に色が着くということです。

④転写

さらに感光体ドラムに印刷用紙を密着させるとトナーが印刷用紙に移動します。まだこの時点では、トナーは印刷用紙の表面に乗っているだけの状態なので、すぐに取れてしまいます。

⑤定着

印刷用紙に移動したトナーに圧力と熱をかけることで、トナーを定着させます。この部分は定着ユニットと呼ばれており、アイロンのように熱で温め、しっかりと圧着させて乾かします。これで印刷が完了です。

レーザープリンターの種類

レーザープリンターには、黒トナーのみで印刷するモノクロのものと4色のトナーを使うカラーのものがあります。それぞれの仕組みと特徴を説明します。

モノクロレーザープリンターの特徴

モノクロレーザープリンターの印刷する仕組みは、帯電させた感光体ドラムに、レーザービームで印刷する文字を照射させます。そして、露光させた部分に黒色のトナーを移して、印刷用紙に転写。最後に熱と圧力でトナーを定着させるという流れになります。モノクロレーザープリンターは白黒の印刷しかできませんが、1ページ単位での印刷が可能なので、非常にスピーディーに印刷を仕上げることができます。特にビジネスシーンで、膨大な枚数を印刷する必要がある会議資料の印刷などで使用されています。

カラーレーザープリンターの特徴

カラーレーザープリンターには主にロータリー式とタンデム式と中間転写方式の3種類があります。

ロータリー式

カラーで印刷をするには、シアン、マゼンタ、イエロー、黒の4色を使用する必要がありますが、ロータリー式では1色ごとに印刷することしかできません。そのため1色ごと計4回の工程を繰り返す必要があります。そのため、モノクロレーザープリンターに比べて4倍の時間がかかってしまいます。しかし、感光体ユニットは一本しか使用しないので、ランニングコストを抑えやすいというメリットがあります。

タンデム式

一方、カラー印刷をモノクロと同等の速さを実現しているのが、タンデム式カラープリンターです。タンデム式では4色それぞれの色のドラムが並べられ、4色同時に印刷するため、モノクロレーザープリンターと変わらない速さで印刷できるという特徴があります。多少色むらや色ずれが発生することもあります。

中間転写方式

中間転写方式は、感光ドラムの表面の4色画像を中間転写体に重ね、転写をおこなう方式です。色ごとに4回転写をおこなうことから印刷時間がかかってしまうのが欠点です。 以上、レーザープリンターの仕組みについて紹介してきました。主にオフィスなどで大量に印刷が必要になるビジネスシーンでは、レーザープリンターが採用されています。トナーは消耗品のため、なくなると交換することになりますが、意外と高価。カラーが必要ない場合にはコストパフォーマンス良いモノクロレーザープリンターを選ぶとよいでしょう。それぞれの目的に合ったプリンター選びが大切です。

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