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2019.09.30 経費削減

レーザープリンターの運用コストってどれくらいかかる?

レーザープリンターの運用コストってどれくらいかかる?レーザープリンターは主にオフィス等で使用されるプリンターです。そのレーザープリンターの運用コストは企業によっては年間に何百万円と費やしている企業もあり、頭を悩ませている部分ではないでしょうか。ここではレーザープリンターの運用コストと削減方法を紹介します。

レーザープリンターとは

レーザープリンターは、感光体ドラムという筒状の表面にトナーを噴きつけ、印刷用紙を密着させて印刷する方法のプリンターです。インクジェットプリンターに比べて印刷する速度が速く、大量印刷をする状況に適しています。ただし一般的に導入コスト、運用コストともにインクジェットプリンターよりも高くなる傾向があります。

レーザープリンター印刷1枚あたりの運用コスト

レーザープリンターの導入コストは機種やメーカーによって異なります。運用コストに関しては、トナー・印刷用紙等の消耗品や電気代などがあります。使い方や機種によっても運用コストのかかり方は変化しますので一概には言えませんが、レーザープリンターの印刷時1枚あたりの料金はモノクロレーザープリンターが2.1~2.7円。カラーレーザープリンター8.9~10.9円です。

消耗品にかかる運用コスト

トナー

消耗品の大部分を占めるのがトナーです。トナーとはインクの粉が入っている部品で差し替えができるカートリッジのことです。現在流通しているトナーには「純正トナー」と「汎用(互換)トナー」、「リサイクルトナー」の3種類があります。純正トナーはメーカーが品質を保証していまが、その分高価になり、運用コストが上がります。汎用(互換)トナーは比較的安価で購入できますが、ノーブランドのため品質の保証はありません。リサイクルトナーというのは使用したカートリッジにトナーを充てんして再利用したもの。安価であるものの品質はピンからキリまであります。

感光体ドラム

レーザープリンターに欠かせない感光体ドラムも消耗品です。感光体ドラムは印刷する度に摩耗したり、微細な傷がついたりします。そうした感光体ユニットで印刷を続けると印刷の仕上がりが悪くなってしまうので交換が必要になります。ちなみに、ヘッドクリーニングをすることである程度、印刷の仕上がりは改善されますが、それもいつまでも続くわけではありません。ヘッドクリーニングで改善されない場合は交換時期となります。交換時期が近づくとプリンターが通知してくれるので、そのタイミングで交換しましょう。また、ドラムの印字可能枚数が、各メーカーで決まっています。その枚数まで使用しなかったとしても、開封した時点で劣化が始まります。ほぼ1年で使えなくなってしまうものがほとんどで、使用頻度が少なかったとしても1年経過したドラムは交換する必要がでてきます。感光体ユニットの価格はメーカーや機種によって大きく異なりますが、一般的には2万~5万程度となります。感光体ドラムの交換は、トナーのように選択肢は多くはありません。交換費用を安く抑えたい場合はリサイクル品を選ぶという選択肢もあり、リサイクル品であれば純正品の半額ほどで入手できることもあります。ただ、品質保証もありませんし、あまり長持ちもしませんので、新品のものを購入することをおすすめします。

電気代

レーザープリンターは、インクジェットプリンターに比べると電気代もかかります。その理由としてレーザープリンターは、熱を用いて色を印刷用紙に定着させるため、消費電力が大きくなるからです。消費電力の少ない機種を選ぶことに加え、割安な電気プランを契約することでコストを抑えていきましょう。

レーザープリンターの運用コスト削減方法

レーザープリンターを選ぶ際は、本体が安価というだけの理由で購入してしまうと、運用コストで高くつく可能性があるので注意が必要です。

スタートアップトナーの量に注目しよう

購入の際に付属しているトナーのことをスタートアップトナーと言います。スタートアップトナーの役割はレーザープリンター購入後、最初に使うためのお試し用トナーカートリッジで、交換用のトナーに比べ、容量が少なくなっています。ですが、スタートアップトナーに入っているトナーの量は意外と盲点。スタートアップトナーの量が少ないとすぐにトナーの交換をしなければならなくなります。多くの機種はカタログでスタートアップトナーの量を確認することができますので、ぜひチェックしてみてください。

省エネ仕様の機種を選ぼう

消費電力が低く、運用コストにも環境にも優しい省エネ仕様のレーザープリンターの購入をおすすめします。省エネ仕様であっても性能が下がることなく、印刷スピードが速い機種もあるので選ぶ際にはチェックしてみましょう。レーザープリンターは消費電力が大きいのも特徴です。しかし、インクジェットプリンターに比べて印刷速度が速いという特徴があります。運用コストの比較や省エネ効果は、時間的な作業効率も含めて考慮する必要があるでしょう。

レーザーLEDプリンターがコスト削減につながるケースとは

レーザーLEDプリンターとは光源にLEDを使っているプリンターで印刷の高速化が可能です。たまにしか使わない場合や一時的に大量に印刷するという使い方をする場合はレーザーLEDプリンターという選択がおすすめです。なぜなら通常のレーザープリンターよりコスト面と作業効率面で優位になるからです。 以上、レーザープリンターの運用コストについて紹介してきました。単純な運用コストは、インクジェットプリンターのほうが安価なケースが多いです。しかし、プリンターを頻繁に使うような会社では、大量印刷に向き、印刷スピードも速いレーザープリンターが結局コストダウンにつながる場合もあります。また、レーザープリンターのコスト削減方法も考慮して選択してみてください。

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