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環境問題を意識した印刷について

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2019.09.30#コラム

環境問題を意識した印刷について印刷業界においても、ISO 14001環境マネジメントシステムの環境問題への取り組みは、最も重要なミッションといえます。印刷機器各メーカーは地球温暖化防止、CO2排出量の削減等を実現させるべく、省エネ・環境問題対策がなされた新型のプリンターや複合機を製造しています。

印刷にかかわる環境問題

環境問題に対しては個人単位、企業単位でアプローチしていく必要があります。印刷業界においてもそれは例外ではありません。印刷にかかわる環境問題として、取り組んでいくべき問題には以下のものが挙げられます。 ■森林栽培の問題 ■印刷によるCO2の排出の問題 ■印刷時の有害物質使用の問題 ■印刷物のさらなるリサイクル促進の問題 これらの問題点を詳しく見ていきましょう。

森林伐採COC認証とは

「木を切ることは自然環境によくないこと」、「紙はもともと木から作られること」こうした既成概念によって「紙を使用するのは環境に良くないこと」と考える方が多くいます。しかし、木を伐採すること自体は、健全な森林を守るために必要なことです。何も手を加えない森では、木が伸び放題になり、土がやせ、倒れかけの木や成長できない木で山を埋め尽くすことになりかねません。そうなると森は山崩れや山火事などの大きな災害につながる危険な場所へと変わり果ててしまいます。ですから健全な森を守るためには、木を適度に伐採することも大切なのです。そういった適切な森の管理の取り組みをしている団体にFSCがあります。FSCは、印刷物に使用される紙の製造、印刷、加工、流通、すべての過程においてFSCで管理する木(=FSC認証材)を適切に使用していることを証明するCOC認証を定めています。

CO2排出量を減らす

印刷する過程では大量の二酸化炭素を排出しています。そのうちの大半は紙の製造にかかるもので、A4の紙1枚で約6.53gの二酸化炭素が発生しています。さらに、紙の生産と印刷で発生する二酸化炭素量を合わせると1,000枚で11.7㎏、2,000枚で22.96㎏の二酸化炭素が発生していることになります。ちなみに水道1m³あたりのCO2排出量は0.268㎏であることから、印刷過程で排出される二酸化炭素が非常に多いことが分かります。

印刷時の有害物質を減らす

通常のインクを使用した場合、揮発性有機化合物(VOC)が発生します。揮発性有機化合物(VOC)には大気汚染を招く、危険性の高い石油系溶剤が含まれています。印刷時に出る、この有害物質を減らすことは自然環境を守る活動につながります。例えばNON VOCインクは、その名の通り揮発性有機化合物(VOC)を含まないインクです。NON VOCインクには石油系溶剤の替わりに大豆油を使用したインクが広く使用されてきました。しかし、北米で生産される大豆油の輸送にかかるCO2の排出量が問題にもなり、最近では大豆油インキに替わりベジタブルオイルインキ(植物油)が注目され、普及しています。

紙のリサイクルの品質を上げる

紙の種類や使うインクよってリサイクルの品質に影響が出るため、例えばポスターや資料などを作成する際には、デザインの段階から環境に配慮した紙を選び、使い方もリサイクルに向けて考慮する必要があります。印刷業界は古紙リサイクル適正ランクというものを制定しています。Aを上位としてDまでのランクがあり、リサイクルで紙にするためにはAランクである必要があります。例えばパンフレットで表紙を丈夫に、そして見栄えを良くするためにラミネート加工をするような場合、古紙リサイクル適正としてはBランクとなり、リサイクルで紙を生み出すことはできなくなってしまうのです。リサイクルできるような使用方法についても考えていく必要があるでしょう。

<h2企業(消費者)ができる環境問題への取り組み

印刷を行う際に、企業等の消費者が実践できる身近な環境問題への取り組みを紹介します。

森林伐採COC認証のついた紙を使用する

適切な森の管理をしているFSCという団体の木材を使った製品には森林伐採COC認証がついています。そういった認証のついた印刷用紙などを使用することが、自然環境に配慮した取り組みになります。

NON VOCインクを使う

印刷機には、有害物質を発生させないNON VOCインクと呼ばれるインクを使うことも重要な取り組みです。その際は、大豆油インキではなく、ベジタブルオイルインキ(植物油)が使われているものを選んでください。

リサイクルできるような使い方をする

紙の種類や使うインクによって、リサイクル後に紙にできるかどうかが決まります。紙を選ぶ際、インクを選ぶ際には、使用後のリサイクルについても考えてみてください。

節電

消費者である企業ができるエコ活動として最も身近なものといえば節電。印刷機を消費電力の少ない機種に取り替えたり、使わないときはこまめに電源を落としたりといった取り組みは、エコ活動にも電気代のコスト削減にもなります。

無駄に印刷をしない

廃棄物を削減すれば、二酸化炭素排出量の削減と処理費用削減につながります。無駄な印刷を控え、ゴミを増やさないように心がけましょう。さらに消耗品を減らすこともエコ活動のひとつになります。プリンターの印刷用紙やトナー、インクカートリッジの交換は廃棄物を増やすことになるからです。極力ムダな印刷を行わないようにするためには組織のルールにして、徹底していくことが重要になります。 以上、環境問題を意識した印刷について紹介してきました。個人単位、企業単位で身近なことからコツコツとやり始める、継続していくことが重要です。まずは、あなたの周りからエコに取り組んでみてはいかがでしょうか。

プリンター,汚れ,線,黒い線

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